【FX初心者向け】インジケーターとは?種類と基本的な使い方を解説

初心者向け

インジケーターとは、価格データを一定の計算式で加工し、相場の流れや値動きの状態を確認しやすくするための補助ツールです。

車で例えるなら、速度やエンジンの状態を確認するメーターのようなものですね。

ただし、メーターだけを見て安全に運転できないのと同じように、インジケーターだけで将来の値動きを正確に判断できるわけではありません。

よく「最強のインジケーター」や「これさえ使えば勝てる」といった表現を見かけますが、インジケーターは利益を保証するものではありません。

この記事では、インジケーターの基本的な役割や種類、僕が移動平均線を使うときに確認しているポイントを紹介します。

インジケーターとは

インジケーターとは、過去の価格データなどを、各インジケーターごとの計算式で処理し、チャート上に線や数値として表示するツールです。

例えば、移動平均線は一定期間の価格を平均し、その変化を一本の線で表示します。

移動平均線が下向きになっている場合、一定期間の平均価格が低下傾向にあることを確認できます。

ただし、移動平均線が下向きだからすぐに売る、線に触れたから買う、と単純に判断できるものではありません。

インジケーターは、現在までの値動きを整理し、トレードシナリオを考えるための判断材料の一つとして使います。

インジケーターは相場を動かすものではない

例えば、体調が悪いと感じて体温計を使ったところ、体温が37度だったとします。

体温計を使ったから熱が出たのではなく、すでに起きている体温の変化を数値として確認できただけですよね。

また、体温を測っただけで熱が下がるわけでもありません。

インジケーターも同じで、価格の動きを計算し、線や数値として見やすく表示しているものです。

インジケーターを表示したから相場が動くわけでも、将来の値動きが確定するわけでもありません。

表示された情報をどのように読み取り、ほかの分析と組み合わせるかが大切です。

インジケーターの主な種類

インジケーターは、初心者向けには「トレンド系」と「オシレーター系」に分けて説明されることが多いです。

ただし、すべてのインジケーターを明確に二つへ分けられるわけではありません。

一つのインジケーターが、相場の方向や勢いなど複数の情報を確認するために使われる場合もあります。

トレンド系インジケーター

トレンド系インジケーターは、相場の方向や流れを確認するために使われます。

代表的なものには、次のようなインジケーターがあります。

・移動平均線
・一目均衡表
・ボリンジャーバンド

例えば、移動平均線の向きやローソク足との位置関係を見ることで、一定期間の価格が上昇傾向なのか、下降傾向なのかを確認できます。

ただし、トレンド系インジケーターだけで相場の方向を確定できるわけではありません。

僕は、高値や安値の動き、ローソク足、水平線などと合わせて確認しています。

オシレーター系インジケーター

オシレーター系インジケーターは、相場の勢いや、一定期間の値動きが強く偏っているかを確認するために使われます。

代表的なものには、次のようなインジケーターがあります。

・RSI
・ストキャスティクス
・CCI

MACDも、相場の方向や勢いを確認するインジケーターとして広く使用されています。

RSIでは、一般的に70や30などの水準が目安として表示されます。

数値が高い場合は価格が一定期間上昇してきたこと、数値が低い場合は下落してきたことを確認する材料になります。

ただし、RSIが70を超えたからすぐに下落する、30を下回ったからすぐに上昇する、というものではありません。

相場に強いトレンドが発生している場合は、高い数値や低い数値の状態が続くこともあります。

オシレーター系も、数値だけで反転を判断せず、ほかの値動きと合わせて確認することが大切です。

移動平均線の基本的な見方

ここからは、僕が使用している移動平均線を例に説明します。

移動平均線は、一定期間の平均価格を一本の線で表示するインジケーターです。

僕は主に、相場の方向やローソク足との位置関係を確認するために使用しています。

移動平均線の向きを確認する

移動平均線が上向きの場合は、一定期間の平均価格が上昇傾向にあります。

反対に、移動平均線が下向きの場合は、平均価格が下降傾向にあります。

移動平均線が横向きの場合は、一定期間の価格に明確な方向が出ていない可能性があります。

ただし、移動平均線は過去の価格をもとに計算されているため、現在の値動きより反応が遅れる特徴があります。

そのため、移動平均線の向きだけで売買を決めることはありません。

ローソク足との位置関係を確認する

ローソク足が上向きの移動平均線より上にある場合は、上昇傾向を確認する材料になります。

ローソク足が下向きの移動平均線より下にある場合は、下降傾向を確認する材料になります。

また、ローソク足と移動平均線の距離が広がっている場合は、現在の価格が一定期間の平均価格から離れていることを確認できます。

ただし、移動平均線から大きく離れたあとも、その方向へ値動きが続くとは限りません。価格が移動平均線付近へ戻る場合もあるため、距離だけで売買を判断しないようにしています。

複数の時間足で確認する

僕は、移動平均線を一つの時間足だけで確認するのではなく、週足・日足・4時間足・1時間足・15分足など、複数の時間足で確認しています。

例えば、次のように整理します。

・週足:移動平均線が横向きから上向きへ変化している
・日足:移動平均線が上向きになっている
・4時間足:上向きだった移動平均線が下向きへ変化している
・1時間足:移動平均線が下向きだが、傾きが緩やかになっている
・15分足:移動平均線が上向きになっている

このように、時間足によって移動平均線の向きが異なることがあります。

上位足と下位足の方向がそろっている場合もあれば、上位足は上向きでも下位足では一時的に下落している場合もあります。

僕は、移動平均線から得た情報だけで判断せず、ダウ理論による高値・安値の動きや、水平線などと組み合わせて環境認識をしています。

ローソク足や高値・安値も合わせて確認する

移動平均線は、過去の価格を計算して表示するインジケーターです。

そのため僕は、移動平均線だけを見るのではなく、次のような情報も確認しています。

・ローソク足の動き
・直近の高値と安値
・上位足の方向
・水平線付近での値動き
・現在の相場がトレンドなのかレンジなのか

インジケーターは、チャートを見やすくする補助として便利です。

ただし、表示された線や数値を売買の合図としてそのまま使用するのではなく、相場全体の状況を確認するための一つの材料として使うことが大切です。

インジケーターを使う際の注意点

インジケーターを使用する際は、次の点に注意しています。

・インジケーターだけで売買を判断しない
・設定期間を変えると表示内容も変わる
・過去の価格をもとに計算されていることを理解する
・同じインジケーターでも使い方には個人差がある
・将来の値動きを確実に予測できるものではない

インジケーターを増やしすぎると、表示される情報が多くなり、かえって判断に迷う場合もあります。

まずは一つのインジケーターを使い、どのような場面でどのように変化するのかを確認してみると分かりやすいと思います。

まとめ

インジケーターは、価格データを計算し、相場の状態を確認しやすくするための補助ツールです。

主に、相場の方向を見るトレンド系と、値動きの勢いや偏りを見るオシレーター系があります。

ただし、インジケーターを使えば将来の値動きが分かるわけではありません。

僕は、インジケーターだけで判断せず、ローソク足、高値・安値、水平線、上位足の流れなどと合わせて確認しています。

まずはインジケーターの線や数値が、どのような値動きのあとに変化しているのかをチャートで確認してみてください。

※インジケーターやテクニカル分析は、将来の値動きや利益を保証するものではありません。FXには損失が発生するリスクがあるため、取引の仕組みを十分に確認したうえで、ご自身の判断と責任で行ってください。

FXの勉強をどこから始めればいいか分からない方は、こちらの記事もご覧ください。

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